
時を超えて輝き続ける、アンティークガラスの名品たち。
バカラの気品ある輝き、ガレの自然を映す造形、ドーム兄弟の幻想的な色彩、ラリックの優雅な曲線美。
それぞれが「光の記憶」として語りかけてきます。
世紀を越えて受け継がれたガラス芸術の精華を、ぜひその目でご堪能ください。
アンティークガラス展
” 光の記憶 - la mémoire de la lumière ”
アンティーク・バカラ、ガレ、ドーム、ラリック展
会期|7.18(金)− 8.4(月)
入場料|500円(18歳以下無料)
オープニングパーティー 🕯️
〈 灯りとガラスと、おしゃべりと。 〉
専門家と語り、やわらかな光の時間を楽しむ夜に
日程|7.18(金)17:00−21:30
会費| 1,800円(飲食込み)
フィンガーフードとドリンクを片手に、
アートと会話を楽しむ、心くすぐるひとときを。
初めての方も、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
✴︎ バカラ|Baccarat
1764年にフランス東部ロレーヌ地方で創業された、王立認定のクリスタルガラス工房。
職人による高い技術と、王侯貴族からも愛された華やかなカット装飾が魅力です。
「作家もの」というよりも、伝統と技術を受け継ぐ工房作品として評価されています。

✴︎ エミール・ガレ|Émile Gallé(1846–1904)
19世紀末のフランス・アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家。
ナンシー派の中心人物として、自然や文学への深い造詣を作品に投影し、
植物や昆虫をモチーフにした詩的で哲学的な表現を追求しました。
「カメオ彫り」や「象嵌」などの高度な技法を駆使し、ガラスを通して思想を語る作家です。

✴︎ ドーム兄弟|Daum Frères(Auguste & Antonin Daum)
オーギュスト・ドーム(1853–1909)とアントナン・ドーム(1864–1930)による兄弟。
エミール・ガレと同じくナンシーに拠点を置きながら、より工房的な体制で多様な作家と連携し、
色彩や質感に重きを置いた装飾ガラスを発展させました。
後年には「パート・ド・ヴェール(鋳込みガラス)」の第一人者としても知られます。

✴︎ ルネ・ラリック|René Lalique(1860–1945)
アール・ヌーヴォー〜アール・デコにかけて活躍した、フランスの宝飾・ガラス作家。
繊細な浮き彫り装飾、すりガラス(フロスト)加工、型押しによる量産技術を確立し、
日用品に芸術性を宿す革新的なデザインで一時代を築きました。
香水瓶、花器、照明、建築装飾など、多岐にわたる作品を残しています。
