EXHIBITION
exhibition

2024/11/09

タカハシマホ SOLO EXHIBITION, NO NAME EXHIBITION

光と祈りに感謝を込めて
With Gratitude for Light and Prayer

2024年の締めくくりに、
私たちギャラリー天地人から心を込めてお届したい「光」と「祈り」のカードを制作しました。

このカードはスタッフ一同で祈祷を行い、あなたの願いが叶うよう祈りを捧げたものです。
このカードを通して光とともにあなたの心が希望に満ちあふれるよう願っています。

そして、この「光」をテーマにしたタカハシマホさんの特別なアート作品を展示いたします。
金箔をふんだんに使ったまばゆい光を放つ作品の数々は、新たな年に向けたエネルギーを感じていただけるものばかりです。

是非このカードをお手元にお持ちいただき、ギャラリーで一緒に光を満ちた作品をご覧ください。
その中であなたの満ちた心に響く作品と出会っていただけたら幸いです。

2025年光に満ちた新しい門出を迎えられるように
スタッフ一同あなたのご来場をお待ちいたしております。

2024.12 吉日
ギャラリー天地人 代表 外山正隆

At the end of 2024,
we at Gallery TENCHIJIN have created a special card filled with our heartfelt wishes of
“Light” and “Prayer” to share with you.

This card has been blessed with prayers from all of our staff,
hoping that your wishes may come true.
Through this card,
we pray that your heart is filled with hope, shining brightly alongside the light it carries.

Additionally, we are proud to present a special exhibition by Takahashi Maho, themed around “Light.”
The numerous works, radiant with the brilliance of gold leaf,
are filled with energy that will inspire and uplift you as you approach the new year.

We invite you to take this card with you and join us in the gallery to experience the light-filled artworks.
We hope you will find a piece that resonates deeply with your heart.

As you embark on a new beginning in 2025,
may it be filled with light and promise.
We look forward to welcoming you to our gallery.

December 2024
Gallery TENCHIJIN, Director, Masataka Toyama

SAN SEN SOU MOKU, 2023, 162×162×3.5cm, Acrylic,Oil pastel,brass leaf on wooden panel

私は本当の意味で自分自身に向き合えた時、自身の中に聖域ができた感覚があった。
世界平和の一歩目が自分の中でできた気がした。
作品を見た人の中にも、聖域があるといい。
これを、平和の種を撒く行為だと思って制作している。

アートというものは豊かさと隣り合わせに存在するものだ。

タカハシ マホ

When I truly faced myself, I had a sense that a sacred space had formed within me.
It felt like the first step toward world peace had been made within myself.
I hope that those who view my work can also find their own sacred space.
I see this as an act of sowing the seeds of peace.

Art, to me, exists alongside abundance.

Maho TAKAHASHI

Artist Profile
タカハシ マホ Maho TAKAHASHI

タカハシマホの作品に登場するキャラクターは、現代を象徴する少女像である。

1980年代以降の生まれは、インターネットのある生活環境で育ち、アニメ、漫画、ゲームが身近なデジタルネイティブ世代に属し、これらのコンテンツに多くの影響を受けている。
タカハシマホが慣れ親しんできたコンテンツの中での登場人物たちは、わかりやすくヒーロー、ヒロイン像として描かれ、我々の憧れの対象であり、同時に強く美しく描かれていた。

しかし彼女の描く少女像は、いわゆるオタク的日本文化の中での見慣れた姿をしていない。
装飾の施されていない、シンプルな見た目をしている。これは、彼女がデザインを学んだことも理由に挙げられるが、幼少期への執着ゆえのものでもあるといえる。

タカハシマホの作品の原点は、その幼少期を形成した過去の経験や体験である。

作品に登場する少女像「あの子」は、重要なパーソナリティーが形成される幼少期を可視化したものとして使用されている。パーソナリティーとは、遺伝と環境の相互作用の中で、事故や病気等による外的要因を除いて、変化し、発達しながら形成されると考えられている。子どもたちは無垢であるがゆえに脆く、複雑な存在なのである。それはまるで変態前の蛹のようだと彼女は言う。

そう言った全ての記憶と経験が、人として成育するうえで重要な軸となり、支えとなる。それらは大人になった現在、社会の不条理の中で、「あの子」という存在は、生きていくうえで自分自身を守るための聖域であり、ヒロイン像とも異なる見た目は多様性の象徴にもなり得るのだ。

作品は、主に日本の伝統である「箔」を使用したものが多いが、それは輝かしくもいつまでも色褪せない過去の偶像である。紀元前3,000年頃より使われ始めた金は、多岐にわたって人々の心を魅了してきた、普遍的な価値のメタファーなのだ。幼少期の記憶や経験は、永続的で重要なものであり、現在へと繋がっている。その記憶や経験を、金に置き換え表現している。懐古からくる郷愁さを感じつつも、現代的な表現を再現するためのツールとして使用している。

近年、多様性についての課題が挙げられている。我々も現代を生きる当事者の一人である。

歴史と共にDNAに刻まれてきたものを数年で変化させることは難しいが、一歩ずつでも進むことは出来ると考え、認め合うことのできる世界はそう遠くない未来にあると願っている。

小さな自分を認めるたびに、平和は近づくと信じている。

彼女の制作する現代的少女像は、豊かな時代が生んだ平和と平等を願う象徴なのである。

The characters that appear in Maho Takahashi’s works are symbolic representations of contemporary girl figures.

People who were born after the 1980s have grown up in an internet-centric environment, and they belong to the digital native generation where anime, manga, and games are familiar and have a significant influence on them.In Takahashi Maho’s familiar content, the characters portrayed as unmistakable heroes and heroines, becoming the objects of our admiration, while also being depicted as strong and beautiful.

Her depiction of girl characters, however, deviates from the typical appearance seen in what’s known as otaku culture in Japan. Instead, she embraces a more simplistic and unadorned look. This could be attributed to her background in design, but it also seems to stem from a nostalgic attachment to her childhood.

The foundation of Takahashi Maho’s work is rooted in the past experiences and memories that shaped her during childhood. The girl character “Ano Ko” appearing in her works serves as a visualization of the formative years when significant personalities are developed. Personality, influenced by the interplay of genetics and the environment, is believed to be shaped through changes and development, excluding external factors such as accidents or illnesses. Children, being innocent, are delicate and intricate beings due to their innocence.She likens it to a chrysalis before metamorphosis.

All these memories and experiences form crucial pillars of growth and support for a person. Now, as adults, within the absurdities of society, the presence of ‘Ano Ko’ becomes a sanctuary for self-preservation, while her unique appearance, distinct from the conventional heroine, also symbolizes diversity.

Her works primarily use “haku,” a traditional Japanese technique involving gold leaf, which represents an illustrious and enduring idol from the past.

Gold used since around 3,000 BC, has enthralled people’s hearts as a metaphor for timeless value. Childhood memories and experiences hold a lasting significance, connecting to the present. She conveys these memories and experiences through the symbolism of gold. While evoking nostalgia, she uses it as a tool for contemporary expression.

In recent years, the issue of diversity has come to the forefront, and we, too, are active participants in the modern world. Changing what has been etched into our DNA throughout history in just a few short years is a challenging task, but Takahashi believes that progress can be made, even one step at a time.

She hopes for a future where we can acknowledge and embrace one another.

Each time we embrace our younger selves, she believes peace comes closer.

The modern girl figures she creates symbolize a yearning

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◾︎ Exhibition Details
タカハシマホ SOLO EXHIBITION
『 NO NAME EXHIBITION 』
 

2024.12.6 fri – 12.30 mon

 

at Gallery TENCHIJIN

2025年をお祝いするアート。

タカハシマホさんの愛と光に満ちた作品の数々を、
あなたのもとへとお届けいたします。

Art to celebrate 2025.

We are delighted to bring you a collection of works by Maho TAKAHASHI,
filled with love and light.

● 展示している作品はすべてご購入いただけます。
● 作品についてのお問い合わせは、InstagramのDMまたはお電話でも承っております。お気軽にご連絡ください。

2024/10/28

YOSHIROTTEN SUN gallery exhibition

YOSHIROTTEN SUN gallery exhibition
at Gallery TENCHIJIN

10.30 Wed – 12.2 Mon

10月30日より弊廊Gallery天地人にて、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)による〈SUN〉のギャラリー展示を行います。アート作品に加えて関連グッズもございますのでこの機会にぜひお越しくださいませ。

〈SUN〉とは、コロナ禍が始まった2020年初頭に制作された365点のデジタル・イメージに端を発し、インスタレーション、NFT、アルミニウム・プリント、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたる手法とメディアで構成されるアート・プロジェクトです。

コロナ禍に突き付けられた行動の制限を創造性に転換し、YOSHIROTTEN は1日1枚のイメージを1年間に渡り描き続けました。〈SUN〉と名付けられたそのシリーズは、365点の銀色の太陽のイメージで構成されています。自動生成ではなく、デジタルツールを用いた手作業で着彩されており、周囲の色彩を反射するSUNは全てが異なる独特な印象を持っています。タイトルには、1月1日から12月31日までの日付が冠されています。

365点のSUNのデジタル・イメージをアルミニウム版に印刷した作品。 365日分、1点ずつ受注してから制作されるプリント作品になります。

〈 SUN gallery exhibition 販売内容 〉
◾︎ SUN アルミニウム・プリント
◾︎ mini SUN book
◾︎ MICUSRAT SUN MAKUHARI 2023 Tee

※ 作品のご注文・お問い合わせ等は、お名前とご連絡先をご記入の上、メール・Instagramのダイレクトメッセージ(DM)でも承っております。
※ 「SUNアルミニウム」額装についてのご相談もお気軽にお問い合わせくださいませ。
※ mini SUN book、MICUSRAT SUN MAKUHARI 2023 Teeは数に限りがございますのでご了承ください。

YOSHIROTTEN | @yoshirotten

​​1983年、鹿児島県鹿屋市出身。地球・光・色彩などを題材に、自然世界と都市文化、空想科学と精神世界が混じり合う世界観を描くアーティスト。デジタル表現と物質的素材の探究など一見相反するような領域を、平面から立体、映像といった様々なメディウムによる表現を通して横断的に模索しています。主な個展に「FUTURE NATURE」(TOLOT heuristic SHINONOME, 2018年)、「SUN」( 国立競技場・ 大型車駐車場, 2023年)、「Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー, 2024年)、その他、国内外での個展やグループ展など。クリエイティブ・スタジオ「YAR」代表。

現在、自身初となる公立美術館での個展「FUTURE NATURE II In Kagoshima」を霧島アートの森で開催中。

◾︎ SUN公式サイト
https://sunproject.ydst.io/
◾︎ SUN Symposium(アーティストによる作品解説)
https://vimeo.com/888589313

photo by Kazuki Miyamae

◾︎ お問い合わせ先

Gallery 天地人( @gallery_tenchijin
Access / 〒899-4203 鹿児島県霧島市霧島大窪418番3
Tel / 099-813-7481
Mail / info@tenchijin-g.jp

2024/10/04

Ota Kiyoo & Kuroda Yasuaki Exhibition

最先端技術3Dプリンターから生み出される新たな彫刻と、草木の色を染料とした織物のアート。およそ100年の歴史を刻む石蔵に、お二人の作品が溶け込みます。

オオタさんは線と線を、黒田さんは糸と糸を。
交差させたり積み上げたり、重ね合う。

オオタさんの作品は伸びる影まで計算され、線と線が重なり合う瞬間が美しい。3Dプリンターだからこそ描ける無限の世界観と、既存のものに囚われない新たな視点を教えてくださります。

そして、鹿児島ともご縁が深い織物。
織物は、わたしたちの言葉や文章が発達するより前の、わたしたちの意思の疎通や事象の記録を担う一つの言語体系でありました。
糸と対話しながらひとつの作品を創りあげる黒田さんの作品は、わたしたちの内側にある光を引き出してくださります。

そんなお二人の作品が並ぶ、石蔵アート空間をどうぞお楽しみください。
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。

◾︎ Ota Kiyoo & Kuroda Yasuaki Exhibition
Date|2024.10.4 (Fri) - 24 (Mon)

Artist Talk|2024.10.6 (Sun) 13:00 – 14:00

◾︎ Artist

| オオタキヨオ Ota Kiyoo ( @otakiyoo )

秋田県出身
京都大学工芸部建築学科卒
東京大学大学院工学系研究科修了

建築を学んだ後、社会や経済への興味が強くなり、世界を良くしたいとの思いから、建築を離れて米国投資銀行にてストラクチャード・ファイナンス業務に従事。
リーマンショックを身をもって体験し、金融業界において想像力を働かせ必死で積み上げたものは、外部要因によって一瞬で崩れ落ちるもの、いわばハンナ・アーレントが「人間の条件」にて示した労働と仕事の関係における「労働」であり、誰でもできて、消費されるものと実感。
自分の死後もなお永遠に残る作品をつくる「仕事」をしたいと思い、アートを志す。
社会の構造、関係性を作品のテーマとし、鑑賞者が二元論や固定観念にとらわれない新たな気づきを発見することで、世界が良い方向に進めばと願い、制作している。

| 黒田 恭章 Kuroda Yasuaki ( @yasuaki_kuroda )

新潟県出身
武蔵野美術大学大学院造形研究科デザイン専攻工芸工業デザインコース修了

text (文章)の語源がラテン語のtexere(織ること=to weave)であるように、織物は言葉や文章が発達するより前の、私たちの意思の疎通や事象の記録を担う一つの言語体系だった。
そして機織りという行為は自然の糸を0と1のバイナリへと変換する。それは分けられたものを分けられたままに統合するという、対立項を共存させるプロセスでもある。
二元論や二項対立で語られるAとBや、AとBの間で展開される多様性やグラデーション、また全体と部分や地と図のような包合関係にあるもの、、それらは織物の中でAでもBでもあるものとして同時に存在している。それをA」や「B」とするのは、言葉の世界に住む、人間中心王義的な私たちとそのバースペクテイウでしかない。
言葉以前の織物の次元では、AはAでありB、BはBでありAという主体以前の世界があり、原痕跡に溢れていた。織物における糸は常に0であり1、1でありである。
織ることは、自/他、主/従、人為/自然などの二分法に囚われることのない視点と、私たち/世界を互いに互いのうちに織り込み包摂した「私たち=世界」を再提示する。
それは私たちがこの世界に「ある」と同時に、この世界に「なる」ために必要な結節点となる。

2024/08/26

NOT BANKSY EXHIBITION

ロンドンのギャラリーから突如生まれたアーティスト、NOT BANKSY。

彼はストリートアートで世界を席巻したBANKSYのフェイク作品を製作している。
あまりのクオリティの高さに世界中のアートファンからは熱狂的な支持を得ており、
知れば知るほど彼の世界観に引き込まれていく。

そんなNOT BANKSYの作品が、
ここ、霧島神宮駅横に佇む、石蔵を再利用したGallery天地人にて披露される。

NOT BANKSY
2024.8.30 (fri) – 9.30 (mon)

at Gallery Tenchijin