EXHIBITION
exhibition

2025/03/04

ミロコマチコ 個展 “moya-kudu モヤクドゥ”

3月6日(土)より、ミロコマチコ個展 “moya-kudu モヤクドゥ” を開催いたします。

奄美大島の自然に身を委ね、そこで暮らすミロコマチコが描くのは、目には見えないけれど私たちのなかに確かに存在するもの。いのちの鼓動や生命の喜び、そして自由に生きる力と感覚を信じることで見えてくる美しい世界。

霧の彼方に隠れた、命の奥深い力を感じながら、心に響く旅のようなひとときをどうぞお楽しみください。

作品のお問い合わせ等はdmよりお気軽にお問い合わせくださいませ。

月の満ち欠け 吸って吐く
潮の満ち引き 寝て起きる
寄せては返す波 食べて排泄する
風のうねり 血が巡る

モヤの中で打ち続ける
島のクドゥ わたしのクドゥ

ミロコマチコ 個展
“moya-kudu モヤクドゥ”
2025.3.8(sat)-5.6(tue)

入場料|大人500円(※18歳以下無料)

● ミロコマチコ アーティストトークライブ
2025.3.15(sat) 14:00-

作家在廊予定。
ミロコマチコの世界観や、作品の背景にあるストーリーに触れられる特別な機会。どうぞお見逃しなく。

〈 ご来場にあたってのご案内 〉
• ご予約不要ですが、混雑時は立ち見となる場合がございます。
• 駐車場に限りがありますので、公共交通機関(電車・バス)をご利用いただくか、乗り合わせのうえご来場ください。

Artist | ミロコマチコ  Instagram @mirocomachiko

画家。絵本、装画、展覧会、ライブペインティングなど活動は多岐にわたり、いきものの姿を伸びやかに描き、国内外から支持を集めている。2012年、『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で絵本デビュー。同作で第18回日本絵本賞大賞を受賞、『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞、ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で、『オレときいろ』(WAVE出版)が金のりんご賞、『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で金牌を受賞。第41回巌谷小波文芸賞受賞。大規模展覧会として、2016年より「いきものたちの音がきこえる」が、2020年より「いきものたちはわたしのかがみ」が全国美術館を巡回。

2019年より南の島に移住し、自然の動きと密接なつながりを感じながら、見えないものの気配や生命の煌めきが濃厚に漂う作品を生み出している。

● 霧島神宮駅リニューアル一周年記念
マタタビマルシェ & 光来祭

2025.3.15日(sat)-16(sun) 10:30-15:30
会場|霧島神宮駅

霧島神宮駅のリニューアルを祝い、「マタタビマルシェ & 光来祭」を開催。
音楽・アート・伝統芸術・食と職が集う、心躍る二日間。
“祭る”ような非日常のひとときをお楽しみください。

Instagram|@corai_kirishima

2024/12/19

金澤翔子 書展「 命の筆 - 金澤翔子の光と軌跡 - 」

金澤翔子さんの書はとても力強く、それはまるで「生きている」と、多くの人が口を揃える。

これは技術だけの問題ではない。
一つひとつの文字に、線に、墨に、そのすべてに魂が込められている。

ダウン症として生まれた翔子さんは、母・泰子さんとともに5歳から書道を始め、
その後も建長寺、建仁寺、東大寺、伊勢神宮といった著名な神社仏閣で奉納揮毫を実現している。

翔子さんはいつも書き始める前に、なにか祈りのようなものを捧げている。
そして誰よりも、この世界への平和を祈っている。

翔子さんのまわりにいる人たちや翔子さんの住む街はとても穏やかだ。
翔子さんの織り成す世界。

幸せの連鎖とはこういうことなのだろうと思う。

そして翔子さんの心のなかにはいつだって、母・泰子さんがいる。
この記事を書く私にも、年の離れたダウン症の弟がいる。

闇も、光も、恐ろしかっただろう。

それでも光を信じ、ただただ祈り続けてきた。
命の尊さ、愛おしさ、感謝。そして、今を生きるということ。

忘れかけていた大切な記憶を、
文字を通じて私たちの魂に呼びかけている気がする。

翔子さんの文字は、生きている。
翔子さんの文字は、愛そのものだ。

まだまだ伝えたいことはたくさんあるが、
翔子さんの綴る文字を、ぜひ会場でご自身の目で、心で感じていただきたい。

2025年の始まりに金澤翔子さんの展示会を開催することができ、
スタッフ一同、とても幸せに思います。

これは、母と娘が紡いできた、愛の物語。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

命の筆 Brush of Life –

〈 作品のご購入について 〉
● 展示している作品はご購入いただけます。
● 2025年1月10日(金)午前10時30分より販売を開始いたします。
● 作品についてのお問い合わせは、InstagramのDM、またはお電話でも承っております。お気軽にご連絡ください。

Artist|金澤 翔子 Shoko Kanazawa

書家。5歳の時に書家である母・泰子に師事し書を始める。

伊勢神宮や東大寺など神社仏閣の総本山や大本山にて奉納揮毫や個展を開催。
国内有名美術館のほか、 ニューヨークやロンドンなど世界各地で個展や公演を開催し大きな反響を呼ぶ。
ローマ教皇来日の際にはバチカン市国に大作『祈』を寄贈。また、上皇陛下が天 皇御在位中に天皇御製を担当し謹書。
近年では、東京オリンピック公式アートポスター制作や、NHK 大河ドラマ「平清盛」の題字担当、ニューヨーク国連本部での日本代表スピーチなど多岐にわたり活躍している。自身の代表作『共に生きる』 を合言葉に、共生社会の実現に向けた活動にも継続的に取り組んでいる。

| 受賞歴・肩書

文部科学省スペシャルサポート大使
国立青少年教育推進機構アンバサダー
神奈川県「ともに生きる社会かながわ憲章」応援大使
いわき応援大使
楢葉町アンバサダー
東京タワー初代文化大使
2013年 紺綬褒章を受章

■ 公式ホームページ https://k-shoko.org/
■ Instagram https://www.instagram.com/shoko.kanazawa/

金澤翔子 書展「 命の筆 - 金澤翔子の光と軌跡 - 」

開催期間 | 2025 年1 月10 日(金)- 3 月2 日(日)
10時30分 – 17時30分(最終日は16時30分 まで) / 火曜、毎月第1・3水曜 定休
  
会場 | 〒 899-4203 鹿児島県霧島市霧島大窪418-3

お問い合わせ | info@tenchijin-g.jp


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2024/11/09

タカハシマホ SOLO EXHIBITION, NO NAME EXHIBITION

光と祈りに感謝を込めて
With Gratitude for Light and Prayer

2024年の締めくくりに、
私たちギャラリー天地人から心を込めてお届したい「光」と「祈り」のカードを制作しました。

このカードはスタッフ一同で祈祷を行い、あなたの願いが叶うよう祈りを捧げたものです。
このカードを通して光とともにあなたの心が希望に満ちあふれるよう願っています。

そして、この「光」をテーマにしたタカハシマホさんの特別なアート作品を展示いたします。
金箔をふんだんに使ったまばゆい光を放つ作品の数々は、新たな年に向けたエネルギーを感じていただけるものばかりです。

是非このカードをお手元にお持ちいただき、ギャラリーで一緒に光を満ちた作品をご覧ください。
その中であなたの満ちた心に響く作品と出会っていただけたら幸いです。

2025年光に満ちた新しい門出を迎えられるように
スタッフ一同あなたのご来場をお待ちいたしております。

2024.12 吉日
ギャラリー天地人 代表 外山正隆

At the end of 2024,
we at Gallery TENCHIJIN have created a special card filled with our heartfelt wishes of
“Light” and “Prayer” to share with you.

This card has been blessed with prayers from all of our staff,
hoping that your wishes may come true.
Through this card,
we pray that your heart is filled with hope, shining brightly alongside the light it carries.

Additionally, we are proud to present a special exhibition by Takahashi Maho, themed around “Light.”
The numerous works, radiant with the brilliance of gold leaf,
are filled with energy that will inspire and uplift you as you approach the new year.

We invite you to take this card with you and join us in the gallery to experience the light-filled artworks.
We hope you will find a piece that resonates deeply with your heart.

As you embark on a new beginning in 2025,
may it be filled with light and promise.
We look forward to welcoming you to our gallery.

December 2024
Gallery TENCHIJIN, Director, Masataka Toyama

SAN SEN SOU MOKU, 2023, 162×162×3.5cm, Acrylic,Oil pastel,brass leaf on wooden panel

私は本当の意味で自分自身に向き合えた時、自身の中に聖域ができた感覚があった。
世界平和の一歩目が自分の中でできた気がした。
作品を見た人の中にも、聖域があるといい。
これを、平和の種を撒く行為だと思って制作している。

アートというものは豊かさと隣り合わせに存在するものだ。

タカハシ マホ

When I truly faced myself, I had a sense that a sacred space had formed within me.
It felt like the first step toward world peace had been made within myself.
I hope that those who view my work can also find their own sacred space.
I see this as an act of sowing the seeds of peace.

Art, to me, exists alongside abundance.

Maho TAKAHASHI

Artist Profile
タカハシ マホ Maho TAKAHASHI

タカハシマホの作品に登場するキャラクターは、現代を象徴する少女像である。

1980年代以降の生まれは、インターネットのある生活環境で育ち、アニメ、漫画、ゲームが身近なデジタルネイティブ世代に属し、これらのコンテンツに多くの影響を受けている。
タカハシマホが慣れ親しんできたコンテンツの中での登場人物たちは、わかりやすくヒーロー、ヒロイン像として描かれ、我々の憧れの対象であり、同時に強く美しく描かれていた。

しかし彼女の描く少女像は、いわゆるオタク的日本文化の中での見慣れた姿をしていない。
装飾の施されていない、シンプルな見た目をしている。これは、彼女がデザインを学んだことも理由に挙げられるが、幼少期への執着ゆえのものでもあるといえる。

タカハシマホの作品の原点は、その幼少期を形成した過去の経験や体験である。

作品に登場する少女像「あの子」は、重要なパーソナリティーが形成される幼少期を可視化したものとして使用されている。パーソナリティーとは、遺伝と環境の相互作用の中で、事故や病気等による外的要因を除いて、変化し、発達しながら形成されると考えられている。子どもたちは無垢であるがゆえに脆く、複雑な存在なのである。それはまるで変態前の蛹のようだと彼女は言う。

そう言った全ての記憶と経験が、人として成育するうえで重要な軸となり、支えとなる。それらは大人になった現在、社会の不条理の中で、「あの子」という存在は、生きていくうえで自分自身を守るための聖域であり、ヒロイン像とも異なる見た目は多様性の象徴にもなり得るのだ。

作品は、主に日本の伝統である「箔」を使用したものが多いが、それは輝かしくもいつまでも色褪せない過去の偶像である。紀元前3,000年頃より使われ始めた金は、多岐にわたって人々の心を魅了してきた、普遍的な価値のメタファーなのだ。幼少期の記憶や経験は、永続的で重要なものであり、現在へと繋がっている。その記憶や経験を、金に置き換え表現している。懐古からくる郷愁さを感じつつも、現代的な表現を再現するためのツールとして使用している。

近年、多様性についての課題が挙げられている。我々も現代を生きる当事者の一人である。

歴史と共にDNAに刻まれてきたものを数年で変化させることは難しいが、一歩ずつでも進むことは出来ると考え、認め合うことのできる世界はそう遠くない未来にあると願っている。

小さな自分を認めるたびに、平和は近づくと信じている。

彼女の制作する現代的少女像は、豊かな時代が生んだ平和と平等を願う象徴なのである。

The characters that appear in Maho Takahashi’s works are symbolic representations of contemporary girl figures.

People who were born after the 1980s have grown up in an internet-centric environment, and they belong to the digital native generation where anime, manga, and games are familiar and have a significant influence on them.In Takahashi Maho’s familiar content, the characters portrayed as unmistakable heroes and heroines, becoming the objects of our admiration, while also being depicted as strong and beautiful.

Her depiction of girl characters, however, deviates from the typical appearance seen in what’s known as otaku culture in Japan. Instead, she embraces a more simplistic and unadorned look. This could be attributed to her background in design, but it also seems to stem from a nostalgic attachment to her childhood.

The foundation of Takahashi Maho’s work is rooted in the past experiences and memories that shaped her during childhood. The girl character “Ano Ko” appearing in her works serves as a visualization of the formative years when significant personalities are developed. Personality, influenced by the interplay of genetics and the environment, is believed to be shaped through changes and development, excluding external factors such as accidents or illnesses. Children, being innocent, are delicate and intricate beings due to their innocence.She likens it to a chrysalis before metamorphosis.

All these memories and experiences form crucial pillars of growth and support for a person. Now, as adults, within the absurdities of society, the presence of ‘Ano Ko’ becomes a sanctuary for self-preservation, while her unique appearance, distinct from the conventional heroine, also symbolizes diversity.

Her works primarily use “haku,” a traditional Japanese technique involving gold leaf, which represents an illustrious and enduring idol from the past.

Gold used since around 3,000 BC, has enthralled people’s hearts as a metaphor for timeless value. Childhood memories and experiences hold a lasting significance, connecting to the present. She conveys these memories and experiences through the symbolism of gold. While evoking nostalgia, she uses it as a tool for contemporary expression.

In recent years, the issue of diversity has come to the forefront, and we, too, are active participants in the modern world. Changing what has been etched into our DNA throughout history in just a few short years is a challenging task, but Takahashi believes that progress can be made, even one step at a time.

She hopes for a future where we can acknowledge and embrace one another.

Each time we embrace our younger selves, she believes peace comes closer.

The modern girl figures she creates symbolize a yearning

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◾︎ Exhibition Details
タカハシマホ SOLO EXHIBITION
『 NO NAME EXHIBITION 』
 

2024.12.6 fri – 12.30 mon

 

at Gallery TENCHIJIN

2025年をお祝いするアート。

タカハシマホさんの愛と光に満ちた作品の数々を、
あなたのもとへとお届けいたします。

Art to celebrate 2025.

We are delighted to bring you a collection of works by Maho TAKAHASHI,
filled with love and light.

● 展示している作品はすべてご購入いただけます。
● 作品についてのお問い合わせは、InstagramのDMまたはお電話でも承っております。お気軽にご連絡ください。

2024/10/28

YOSHIROTTEN SUN gallery exhibition

YOSHIROTTEN SUN gallery exhibition
at Gallery TENCHIJIN

10.30 Wed – 12.2 Mon

10月30日より弊廊Gallery天地人にて、YOSHIROTTEN(ヨシロットン)による〈SUN〉のギャラリー展示を行います。アート作品に加えて関連グッズもございますのでこの機会にぜひお越しくださいませ。

〈SUN〉とは、コロナ禍が始まった2020年初頭に制作された365点のデジタル・イメージに端を発し、インスタレーション、NFT、アルミニウム・プリント、バイナル・レコード、書籍など、多岐にわたる手法とメディアで構成されるアート・プロジェクトです。

コロナ禍に突き付けられた行動の制限を創造性に転換し、YOSHIROTTEN は1日1枚のイメージを1年間に渡り描き続けました。〈SUN〉と名付けられたそのシリーズは、365点の銀色の太陽のイメージで構成されています。自動生成ではなく、デジタルツールを用いた手作業で着彩されており、周囲の色彩を反射するSUNは全てが異なる独特な印象を持っています。タイトルには、1月1日から12月31日までの日付が冠されています。

365点のSUNのデジタル・イメージをアルミニウム版に印刷した作品。 365日分、1点ずつ受注してから制作されるプリント作品になります。

〈 SUN gallery exhibition 販売内容 〉
◾︎ SUN アルミニウム・プリント
◾︎ mini SUN book
◾︎ MICUSRAT SUN MAKUHARI 2023 Tee

※ 作品のご注文・お問い合わせ等は、お名前とご連絡先をご記入の上、メール・Instagramのダイレクトメッセージ(DM)でも承っております。
※ 「SUNアルミニウム」額装についてのご相談もお気軽にお問い合わせくださいませ。
※ mini SUN book、MICUSRAT SUN MAKUHARI 2023 Teeは数に限りがございますのでご了承ください。

YOSHIROTTEN | @yoshirotten

​​1983年、鹿児島県鹿屋市出身。地球・光・色彩などを題材に、自然世界と都市文化、空想科学と精神世界が混じり合う世界観を描くアーティスト。デジタル表現と物質的素材の探究など一見相反するような領域を、平面から立体、映像といった様々なメディウムによる表現を通して横断的に模索しています。主な個展に「FUTURE NATURE」(TOLOT heuristic SHINONOME, 2018年)、「SUN」( 国立競技場・ 大型車駐車場, 2023年)、「Radial Graphics Bio / 拡張するグラフィック」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー, 2024年)、その他、国内外での個展やグループ展など。クリエイティブ・スタジオ「YAR」代表。

現在、自身初となる公立美術館での個展「FUTURE NATURE II In Kagoshima」を霧島アートの森で開催中。

◾︎ SUN公式サイト
https://sunproject.ydst.io/
◾︎ SUN Symposium(アーティストによる作品解説)
https://vimeo.com/888589313

photo by Kazuki Miyamae

◾︎ お問い合わせ先

Gallery 天地人( @gallery_tenchijin
Access / 〒899-4203 鹿児島県霧島市霧島大窪418番3
Tel / 099-813-7481
Mail / info@tenchijin-g.jp